2月の新日本フィル「すみだクラシックへの扉」。久石譲の指揮で、プロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第2番(独奏:HIMARI)と、チャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」が披露された。
トランペットが熱い。世界的にはセルゲイ・ナカリャコフら巨匠が活躍し、日本では2009年生まれの天才奏者、児玉隼人らが世界の注目を集めている。そしてこの夏、これらトップ奏者が一堂に会し、オーケストラをバックに自身の勝負曲で競演する。あまりに豪華な一期一 ...
ベルリン・フィル八重奏団が約3年ぶりに来日を果たした。名門の首席奏者らで作る同団は、弦楽四重奏にコントラバス、クラリネット、ホルン、ファゴットを加えた8人編成で、ミニ・ベルリン・フィルといった趣。第1ヴァイオリンは樫本大進が務め、ヴィオラのアミハイ・ ...
今年創立60周年を迎える名古屋フィルハーモニー交響楽団の東京公演の1曲目は、武満徹が谷川俊太郎の詩に音楽をつけた音楽詩「系図」。語りは映画「化け猫あんずちゃん」のかりん役などで知られる五藤希愛。武満が想定した10代半ばの少女そのものだ。
北イタリアのロンバルディア州、ミラノから北東に50キロほどのベルガモ。ガエターノ・ドニゼッティの生地であるこの都市には、1990年にドニゼッティ財団が立ち上げられ、毎年秋にドニゼッティ・オペラ・フェスティバルが開催されている。今年、舞台にかけられたの ...
福間洸太朗は、20歳で日本人として初めてクリーヴランド国際コンクールで優勝し、国内外で精力的に活動を行なっている。 〝ラヴェルの波動〟と題されたリサイタル。ラヴェルに影響を受けたであろうルトスワフスキとシマノフスキの作品を選曲した、と福間はいう。ラヴェルの音楽の新たな本質を浮き彫りにするような、斬新なプログラムである。
チャイコフスキー「幻想序曲〝ロミオとジュリエット〟」は、メロドラマに流れない真摯(しんし)さを湛(たた)えていた。序奏は弱音を強調した宗教的響きで始まる。モンタギュー家とキャピレット家の争いの主題では、怒りが噴出するような強音が鮮烈な衝撃を与えた。一方、ロミオとジュリエットの愛の主題は儚(はかな)さと不安が交錯し、対立との葛藤の中で悲劇的に高揚する。ティンパニの激しい一撃が二人の死を暗示。昇天を描 ...
この公演は日本の「リゴレット」上演史における画期になると、最初に断言しておきたい。徹底して楽譜を尊重すると、聴こえてくるものがこんなに違うのかと、改めて驚かされたが、これこそが紛れもないヴェルディの「リゴレット」である。
石川県立音楽堂のコンサートホール改修に伴い邦楽ホールで行ってきた特別定期の最終回は、もはや「ピアニスト」の狭い枠に収めることが不可能となりつつある北村朋幹(1991年愛知県生まれ)がプログラムの3曲すべてを弾き振り。このうちフェデリコ・ガルデッラ(1979年ミラノ生まれ)が北村のために書いた「マードレ(母)―ピアノとオーケストラのための」(2023年)は日本初演という〝攻め〟のプログラムだった。
名誉音楽監督チョン・ミョンフンを迎えた東京フィルの2月定期シリーズ/定期演奏会は、ウェーバー、ブルッフ、メンデルスゾーンとドイツ・ロマン派の名品を並べた。基本的に12型の小ぶりな編成ながら低弦のプルトを増強した組成は、中低域の厚みや底力を志向するマエ ...
都響と3回目の共演となるベルギー出身の指揮者デイヴィッド・レイランド、得意とするシューマンの交響曲第2番(21年)、第3番(23年)に続き、今回は第1番をメインに据えた。
2024年から京都市交響楽団(京響)の首席客演指揮者を務めるオランダのヤン・ヴィレム・デ・フリーントが指揮。彼は17~18世紀の音楽を専門にピリオド奏法をモダン楽器に適応する演奏集団「コンバットメント・コンソート・アムステルダム」を1982年に創設、 ...
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